商売は世界を救う

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From:山川晃弘

最近、
ネット上で話題となっている
ニュースのひとつに

「ソマリアの海賊が壊滅!?」
という記事が載って騒がれている。

ソマリアと言うのはアフリカ大陸にある国で、
ヨーロッパとアジアの流通の要となっている
スエズ運河から太平洋側に出る際に隣接する国だ。

そこでは、物資を狙って海賊がはびこる
とても危険な地域となって問題が多発していた。

その海賊を壊滅させたのが日本人で、
しかも、たった1人で壊滅させたという。

その人物とは、株式会社善代村
「すしざんまい」の木村社長とのこと。

どういうことかというと、
もちろん、映画ランボーのように、
1人でソマリアまで乗り込んでいって、
腕っぷしにものを言わせて、
武力で壊滅させた訳では無い。

確かに木村社長は昔
航空自衛隊に所属していたのだが、
今はれっきとしたビジネスマンであり商売人だ。

ソマリアの海賊を壊滅させたのは、
この商売の力によるものらしい。

木村社長は、
ソマリア海沿岸が世界的に有名な
漁場であることを知っていた。

なので、そこで取れるマグロを
何とか世界中に広めて
商売したいという意思があったのだろう。

それには、ソマリアの海賊をどうにかしなければならない。

そこで、2011年に自ら現地に訪れ、
現地の海賊たちと直に交渉し、
漁業の技術やその後の流通の技術を指導したという。

その際には、
漁船なども惜しみなく提供している。

それが功を奏し、
ソマリアの海賊は激減。

2011年では、サマリア海沿岸で
発生していた海賊による被害件数が250件から
一気に減少し、
2015年には、なんと0件になったという。

専門家の話によると、ソマリア沿岸の警備強化も
背景の一つして考えられるとのことだが、
それだけで0件という数字は叩き出せないだろう。

武力だけでは根本的な解決にはならず、
必ず反発が出てくるからだ。

木村社長がやったことは武力による壊滅ではなく、
仕事を与えることによって、
商売による平和的解決を試みて、それを実際にやり遂げたのだ。

誰も好き好んで海賊をやっているわけではない。
そのことをわかっていたのだ。

武力による押さえつけではなく、、
暖かい支援で根本から原因を解決させる。

まさに童話の「北風と太陽」なぞられたように、
木村社長は彼らの太陽となったのだろう。

実際のところ、
そのソマリア沿岸の漁業を開拓して、
儲かったのかといえば、、、そうではないらない。

彼曰く、商売を通じて
みんなが一緒に幸せになってほしい、とのこと。

10年20年後に利益となって返ってくる
先行投資としてやられたのかもしない。

どちらにしろ、彼はソマリアの国の人々を救い、
ソマリア沿岸を流通経路に使う人達の
安全を保障することにも貢献したのは事実だ。

商売は世界を救う!

それは戦争なんかより、
とても平和的で尊いものだ。

山川晃弘