『ありがとう』の反対語を知っていますか?

055

From:山川晃弘

 
普段何気なく使っている言葉。
感謝を表す言葉。
『ありがとう』

この言葉の反対の言葉をご存じだろうか?

ちなみに『ごめんなさい』とか、
中傷や批判する言葉などと言った、
概念的な意味じゃないよ。

確か、前にFacebookの動画のシェアで回ってきた
内容だったと思うが、
その時にとても印象に残ったのだ。

 
まず、
『ありがとう』というのは、
『有難う』という漢字で表される。

あるということがむずかしい、と言う意味だ。

なので反対語は
あることがやさしい、
存在することが簡単という意味になる。

特に存在していても、別段、気にならないということ。

そう、
『ありがとう』の反対語は『当たり前』。

そこにあるのが『当たり前』なので、
特別、感謝という感情が起こらないのだ。

空気があるのが『当たり前』
息をするのが『当たり前』
食べることが『当たり前』
家があるのが『当たり前』
家族がいることが『当たり前』
生きていることが『当たり前』

 
2016年の4月14日から始まった
九州の熊本県で断続的に起きている
震度6強を越える直下型の大地震。

そんな『当たり前』の生活をしていた人が、
たった数日で『当たり前』の生活ではなくなった。

住んでいた自分の家が倒壊してしまったり、
もしくは倒壊の恐れがあるため、
住めなくなってしまった。

電気・ガス・水道などのライフラインが止まり、
避難所に移動したが、食べ物がないため、
支給を待つようになってしまった。

中には、地震による倒壊や火事などで、
家族を失ってしまった人もいるだろう。

失ってから気付く、
『当たり前』だった存在が、
とても『ありがたい』存在であったことに。

僕もこれまで、
ずっと家族がいる状態で生活をしていたので、
自分の仕事が変わって、
今の暮らしをするようになってから、
そのことに気が付いた。

ずっと、いるのが『当たり前』の生活をしていたので、
感謝の気持ちに気付かず、離れるようになって
ようやく、一緒にいてくれた家族に『ありがとう』と。

 
あなたも普段『当たり前』に思っている、
自分の身の回りのことを
改めて見返してみてはどうだろうか?

あなたの生活を豊かにしてくれている、
感謝しなければいけない内容のはずなのに、
それが『当たり前』になりすぎて、
それを失ってしまったときのことを
想像できるだろうか?

常に色々なものに感謝し続けろと言っているわけではないが、
今、存在している『当たり前』のことに
もう少し気に留めてほしい。

そうすれば、
あなたは、とても優しい人間になれる。

 
熊本県で被災した人たちもいれば、
それを救う人たちも必ず存在する。

現地の人たちにとって、そういった人たちは
この上なく『ありがたい』存在だと思うが、
TVやニュースでしか見ることができない
僕からも、一言言わせてもらいたい。

 
『ありがとう』と。

 
山川晃弘