行列ができるには必ず理由があるよね

gyouretsu

From:山川晃弘

 
ちょっと前に、東京にある
とあるお店にランチに行った時のこと。

珍しく名古屋から友人が遊びに来ていたので、
東京観光の付き合いということで、
友人の行きたがっていたお店のランチを食べに行った。

ただ、事前に調べていてわかってはいたのだが、
とても人気店なので、平日だろうがレビューを見る限り、
いつも行列になって混んでいるとのこと。

その日も案の定、平日にも関わらず、
期待に漏れず、すでに行列ができていた。

ちなみに僕は行列というか並ぶことに関しては、
自分が食べ歩きが趣味だったり、
他のとある理由で慣れているので、
めちゃくちゃ苦というわけではない。

ただ、店舗が12名しか入れない小さなお店なので、
絶対的に席数が足りないため、
なかなか列は進まない。

だが、1人だと多少ツライものもあるが、
友人と2人で並んでいたので、
久しぶりと言うこともあって、
会話しているだけで時間は過ぎていく。

そうこうしているうちに
やっと自分たちの番が回ってきた。

…並び始めてから90分後のことだった。

 
さて、ここに来てやっとかと思うかもしれないが、
結局、何の店なのかというと、海鮮丼のお店だ。

人気の秘密は、
その海鮮丼だけでも十分美味しいのだが、
その後にある鯛だし茶漬けの付加サービスではないだろうか?

まずは席に着くと、海鮮丼が提供される前に、
目の前にはすでに鯛のお刺身の味噌ダレが用意してある。

うっかり居酒屋のお通しみたいな感覚で
全部食べそうになったが、
目の前にある「美味しい食べ方」によると、
まずは半分だけ刺身として楽しむ。うむ、美味い!

そして、メインの海鮮丼。
多分、あなたがイメージしている海鮮丼とはちょっと見た目が違い、
アジのなめろうのような数種類のネタが
たたきにされて、混ざっているような感じ。

これに特製しょうゆにわさびを溶かしたものを
全体に回し掛け、適度に混ぜてから頬張る。

90分待った甲斐もあって、とても美味い。
何杯でも行けそうな感じになってくる。

それをしっかり全部堪能した後、
それだけでも十分満足なのだが、
鯛だしを入れてくれるサービスがある。

そのサービスと言うのは、
お望みであれば、ご飯を追加サービス(無料)してくれて、
鯛だしのスープを入れて、もう一度提供してくれるのだ。

そこに先ほどの半分残した鯛の刺身を乗せて、
鯛茶漬けの完成である。

鯛のだしが醸し出す風味の他に刺身に掛かっていた味噌と、
表面だけ熱が通った鯛の刺身を食べながら、
締めとして食べる鯛茶漬けはまさに絶品。

これだけ堪能できて、990円(税込)は確かに安い。
行列ができるわけだ。

正確には海鮮丼に乗せるネタの種類や量によって、
3種類の値段(松竹梅)があるのだが、
鯛だしのサービスはすべてについているので、
手頃に味わえる、梅が圧倒的に人気が高い。

 
そして、マーケティングの観点でも
このお店の凄い所は、提供の早さ。

3種類のメニューしかない上に、
その3種類はネタの種類と量の違いだけなので、
実質、作るものは1種類に近いので、
とにかく提供するのがとても早い。

さらに列に並んでいるお客さんのメニューを
あらかじめ聞いておくことで、12席しかないので、
食べる側の回転率の方が悪くなる、
その時間を無駄にせず、あらかじめどんどん用意していく。

他の従業員の役割分担も見事で、
新しいお客さんが席に着いて間もなく、
提供されるというシステムというのを作り出している。

行列は仕方ないが、提供が遅いのは不満に繋がるので、
それを見事に克服した店舗サービスの真髄を見た感じだった。

後、心理学的に社会的証明の要素も上手く
取り入れている気がするが、
話が長くなるので、この話はまた今度。

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パートナーシップアドバイザー
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山川晃弘