最近、『爆買い』って聞かないよね?

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From:山川晃弘

 
最近、百貨店の大量閉鎖の話をよく耳にする。

先日はイオングループの傘下に入ったダイエーの
収益が思ったように上がらず、
苦労しているというニュースも聞いたばかりだ。

今回は、西武や三越といった百貨店の一部閉鎖が相次ぐ。

なぜ、これらの百貨店が閉店していくのか?
今日はそれを自分の視点から考えてみた。

まず、百貨店というコンセプトはそこだけで
何でも揃うというのが最大のメリットだ。

服を買いたい、食品を買いたい、
家具を買いたい、家電を買いたい、
などと別々の用事があっても、
1つの店で揃うので、他の店に行く手間と時間を省ける。

なので、百貨店が流行り始めた当時では、
かなり画期的な戦略だったし、
都心部で成功していたのと、
アメリカでのやり方にも習って、

地方や郊外にも進出して、
そこで新たな顧客を開拓するという戦略的な考え方があり、
その目的で開店させたのが、今でいう「郊外店」だ。

それが今やその目的が果たせない状態になっている。

百貨店の閉店が相次いでいるのは、いずれもその郊外店ばかり。

都心部の売上はそれないりに順調であるため、
赤字を垂れ流す郊外を閉店して、
都心部に集中させるという戦略だろう。

 
そもそも時代背景的にも百貨店のブランドは多少厳しいものがある。

まず一つは、
今やインターネットで何でも揃う時代。

上記に挙げた、服でも食品でも家具でも家電でも、
その他諸々、家にいながら注文でき、
値段も安くて、他のお客のレビューも見れて、
加えて送料も掛からず、2~3日平均で物は届く。

昔は試着、試用ができない、
届いたと思ったら実際と違う
と言った通販の課題も多かったが、今では無料で返品もできる。

最終手段はヤフオクで売ったりとインターネット通販市場は拡大の一途だ。

二つ目に専門的なものがない、というのが挙げられる。

今は「何でも」の時代ではなく、「何が違うの?」の時代である。

上記の服で例えると、アパレルの
『しまむら』や『ユニクロ』などの店舗は、
ターゲット層を安くてそれなりの良質を求める人たちに絞って、商品をラインナップしている。

さらに自社ブランドの特注品などを作って、
商品ではなく、ある意味、ブランドを販売しているのだ。

百貨店は何でも揃う反面、
特別なものも何もない、というわけだ。

 
後、郊外店の閉鎖に追い打ちを掛けたのは、
都心部店のインバウンドの不振もあるだろう。

お気付きだろうか?
最近は一時期話題になった中国人の爆買いというのをトンと聞かない。

まあ、自分もこんなのはあまり続かないだろうと思っていたのだが、
今の百貨店の免税フロアは、まるで手の平を返したかのようにがらがらという状態。

理由は中国政府が海外旅行客に対して、関税を大幅に引き上げたから。

さらに円高の影響もあって、
中国人観光客の財布の紐もしまったということと、

関税の引き上げの影響から、
モノよりもコトに消費し始めたことで、
百貨店の免税売り場はさみしい状態になった。

今後もこのままでは、閉店の連鎖は止まらないだろう。

 
僕の地元の愛知でも、ユニー系列の縮小や
コンビニであるサークルKサンクスも閉店の拡大を進めている。

片やセブンイレブンのような
セブンプレミアムを出しているところは
着実に新たな顧客層を取り入れて成功している。

やはり時代の流れは、そちらを重視しているのか…

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【結果に責任を持つスペシャリスト】

パートナーシップアドバイザー
セールスコピーライター

山川晃弘