あの日見た龍勢という名前のロケット花火

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From:山川晃弘

 
今日は僕がすでにFacebookにも投稿している
埼玉県秩父市で行われた「龍勢祭り」(りゅうせいまつり)を
体験してきたので、そのことについて。

この龍勢祭りは、
埼玉県秩父市下吉田にある椋神社の例大祭で行われる祭りで、
毎年10月の第二日曜日に実施されている。

花火と同じく様々な流派があり、
龍勢(火薬を仕掛けたロケットのような筒)と呼ばれるものを
各々が物見櫓から轟音とともに空高く打ち上げるというもの。

総勢30発以上もの龍勢が打ちあがる。

打ち上がった龍勢は、発煙等の仕掛けを展開する事もある他、
パラシュート状の物体を内包することもあり、
上空での展開に成功すると、それらを見ることができる。

打ち上げられたロケットが
まるで龍の如き勢いであったことから、
『龍勢』と呼ばれるようになったという。

ちなみに手作りであるせいか、
失敗することもお約束みたいで、

中には櫓からの発射前に暴発したり、
上空まで打ち上がったものの、
展開せずにそのまま山中に消えていくと言ったものもある。

発射前には各流派の
口上と詩吟の読み上げなどがあり、
そのままロケット発射時も解説のように実況が入る。

その一喜一憂の解説が笑いを生み、
成功しても失敗しても会場全体が盛り上がって、
常にとても楽しい雰囲気を作っていた。

 
そして、このお祭りには
もう一つ有名なものが関わっている。

すでにご存じの方もいるかもしれないが、
アニメやテレビドラマになった
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」(通称:あの花)で
作中で打ちあがったロケット花火がまさにこれのことなのである。

元々、「あの花」は秩父市が舞台の地となっていたのだが、
2011年のアニメ放映以降、
この龍勢が作中の重要な要素として描かれた事で人気を呼び、
この年より同作品とのコラボレートした龍勢も発射されている。

その際には、同作品のヒロインである本間 芽衣子(めんま)役の
声優、茅野愛衣さんが発射前に口上と詩吟の読み上げを行っている。

今年は天候不良の懸念もあって、
本人は見えていなかったが(ざんねん…)、
それでも撮り下ろしの収録応援ボイスという形で参加されていた。

また、会場では「あの花」の関連グッズやポスター、POP、
キャラクターを扮したコスプレイヤーや、
果てはその版権を使っただけの直接関係のない商品
(ドリンクとかお菓子とか…)まで販売されており、

もはや、秩父市の龍勢祭りにおいて、
「あの花」の存在はマスコットキャラのような宣伝効果を出しており、

地元民や訪れる観光客からは、
もはやそれが空気であるかのように
そこに存在するのが当たり前のごとくみんながそれを受け入れている。

むしろ、観光客はそれが目当てで
通称オタクの中では聖地巡礼と称され、
特に演目が同作品とのコラボレートした龍勢の打ち上げの際は、
会場の人数も盛り上がりも最高潮に達していた。

 
秩父市のこの龍勢祭りは、
人気となった作品(あの花)とコラボすることで、
有名なお祭りとなった良い事例ではないだろうか?

アニメやゲームが人気が出れば、
その中のキャラクターはもはや現実世界でいうところの
有名人と同じに近い。

マーケティング的にはそれを使うだけで販促効果もあるし、
そこからの版権使用による2次的収入なども見込めるため、良い事尽くしだ。

作風や絵柄によっては、万人受けしない可能性もあり、
却って人気を落としてしまう場合もあるが、
今回のように成功すれば、素晴らしい恩恵がある。

この龍勢祭りおよび「あの花」の存在は、
秩父の地元の認知や発展に
間違いなく大きな貢献を果たしたことだろう。

来年もぜひ、見てみたいと思ったし、
来年は天気も良くなってくれて、
真っ青な青空の元、打ち上がってくれると、
それはより映えるだろうな…と考えると、今からでも楽しみでもある。

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プロセレクション出版
【結果に責任を持つスペシャリスト】

パートナーシップアドバイザー
セールスコピーライター

山川晃弘